エコフレンドリーな洗濯用洗剤の作り方

手作り洗濯洗剤

誰もが毎日ではなくとも行う洗濯。その洗濯が及ぼす環境への悪影響については、かなり知られるようになってきました。洗濯が及ぼす、環境問題は主に2つの点に起因すると言われています。まず、洗濯に使われる合成洗剤。人体には影響がほぼないものの、石油由来の原料の汚水は化学温泉物質を含み、水質汚染の問題を引き起こし、結果として生き物たちの生態系に悪影響を与えています。そして、洗濯による衣類から排出されるマイクロプラスチックによる環境汚染。汚染については、残念ながら年々深刻になっていることを認めざるを得ない状況です。

環境のために、私たち、個人ができることは…

  • 洗濯の回数を減らす
    • 「着たら洗う」ではなく、「汚れたら洗う」
  • 洗濯ネットを利用する
  • 合成洗剤の利用を止める
    • 市販の生分解性の洗剤で、エコパッケージの洗剤を使う
    • 手作りする

時間がない、作れないと言う人は、合成洗剤以外の洗剤を使うことで、状況改善に繋がることでしょう。生分解性の洗剤は、高価ですが、手に入ります。

手作りの洗濯洗剤を検討する場合、最もシンプルな方法として、重曹のみで洗うというやり方があります。ただ、重曹は繊維の間に入り込み摩擦で洗浄するため、重曹のみだと、洗浄力がイマイチであったり、仕上がりの香りが…という方も感じる人もいます。そこで、市販の洗剤の仕上がりに近いレシピを紹介したいと思います。

サステイナブルな洗濯用洗剤の作り方

色々なレシピがあるのですが、今回は、子供さんがいる家庭で使える洗剤(泥などの汚れに対応)になります。

  • 所要時間 : 20分
  • 難易度: 1

材料

  • 石鹸 – 400g
    • パームオイルでないもの
    • パッケージがリサイクルできるものがベスト
  • ホウ砂* – 200g
  • 炭酸ソーダ *- 200g
  • エッセンシャルオイル – お好みで適量
    • 私は、少し強めに香るのが好みなので、30-40 滴使います

(*洗濯ソーダから炭酸ソーダへ表記変更しました。重曹より効果があったため、重曹からホウ砂に材料を変更しました。)

作り方

  1. 石鹸を、すり下ろす。
  2. すり下ろした石鹸をボウルに入れ、重曹と炭酸ソーダを加えて、よくかき混ぜる
    • 自宅にフードプロセッサーがある場合は、フードプロセッサーを利用すると良いでしょう。細かい粒子のパウダーにできるため、使い心地がよくなります。なくても問題はありません。
  3. 最後に、エッセンシャルオイルを入れ、更にかき混ぜます。
  4. 完成したら、ビンなどにつめて保管します。
    • 炭酸ナトリウムは、空気にさらされると、塊になってしまうので、密閉型の容器を使いましょう。

保存

炭酸ナトリウムは、空気にさらされると、塊になってしまうので、密閉型の容器を使います。最後まで、綺麗に使い切るには、密閉型の容器がマストです。手作りされない場合でも、密閉容器に移すことで、塊を避けられます。これによって、使いすぎを防ぐことも可能に♪

使い方

  • 1回の洗濯につき、大さじ1杯で十分に洗えます。洗濯の量に合わせて、調整してください。洗濯機の、粉の洗濯洗剤を入れるところに入れてお使いください。
  • 柔らかめの仕上がりが好きな方は、ホワイトビネガーを洗濯時に加えると、柔軟剤代わりになります。ホワイトビネガーは、洗剤の塊が洗濯機に詰まるのを防ぎます。

使用上の注意

  • 多くの方が利用し、問題がないレシピですが、皮膚などに異常が現われるなどありましたら、直ちに、使用中止してください。
  • レシピのご利用に関してのポリシーをご確認の上、個人の責任のもとご利用ください。
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