
キッチンで使うラップ。まだまだ、プラスチックのラップを使っている人が多い中、使い捨てせずに、繰り返し使える可愛く、エコフレンドリーなキッチンラップとして、ミツロウラップに人気が出てきました。
人気の秘密は、
- プラスチックフリー
- 繰り返し使える
- 自然素材で作られている
- コンポストで廃棄出来る
- 可愛い柄の物が揃っている
などが挙げられます。
既製品でも良いのですが、簡単な手順で作れるので、手作りがオススメです。既製品のミツロウラップも、手作りのものも、途中でミツロウを使ってお手入れをしない場合、1年くらいでロウが取れて使えなくなってしまいます。手作りで一度ミツロウを揃えておくと、お手入れができ、長く使うことが可能です。また、好きな柄を選べるので、キッチンや冷蔵庫の中を可愛く彩ることができて、モチベーションアップ。
初めての方でも失敗なく、簡単に作れますので、トライしてみてください。
エコなキッチンラップ ビーワックスラップの作り方
所要時間: 20-30分
難易度: 易しい | ★☆☆☆☆
材料
- ビーワックスペレットもしくはミツロウシート
- 100%コットンの布
布は自宅にある布でも構いませんが、新しく購入するのであれば、オーガニックの物を選んでみましょう。オーガニックコットンは、人道的な管理の元で作られているため、自然にも、作る人にも、利用者にも優しいコットンです。普通のコットンは、大量の農薬を使い、非人道的な環境で作られていることが、問題になっています。オーガニックコットンを使うということは、下記のようなベネフィットがあります。
- コットンを作っている農家の方の健康を守る
- 製造過程で働く労働者の健康を守る
- 使う人の健康を守る
- 地球の環境を守る
サステイナビリティの観点からも、消費者として支援したいものです。
用意する物
- (ピンキング)ハサミ
- ブラシ(オーブンを使う場合)
- アイロン(アイロンを使う場合)
- ベイキングシート
- ハンガー
- クリップ
代用できるものがあれば、それでも問題ありません。
ピンキングハサミを使うと、布からの糸が出てこないので仕上がりも綺麗です。
作り方 (オーブン利用)

1. 布を裁断します
- Sサイズ: 15cm x 15cm
- Mサイズ: 20cm x 20cm
- Lサイズ: 30cm x 30cm

2. オーブンをセットします。80度くらい。ミツロウの沸点が65度くらいで、溶ける程度なら問題ありません。
オーブントレーに、ベイキングシートを敷き、布をセット。その上に、ペレットをふりかけます。

3. オーブンで、4分〜8分温め、ロウを溶かします。ロウが溶けたら、取り出し、ブラシで満遍なく塗ります。

4.ハンガーなどに吊るして、乾かし、乾いたら完成。ロウはすぐに乾きます。
少し柔らかめのラップが好きな方は、ミツロウと一緒に、ホホバオイルを混ぜると、柔らかく仕上がります。
ロウが取れてきたら、また同じようにして、何度でも使うことができます。
オーブンを持っている方なら、この方法が一番簡単で、不器用な人でも大丈夫なのですが、自宅にオーブンがない方は、アイロンでも作ることが可能です。
作り方 (アイロン利用)
基本は同じですが、少しコツがいる作業になってきます。
- 布を裁断します
- アイロンをセットします。古新聞を敷き、その上に、更にベイキングペーパーをセットします。
- 裁断した布をその上にのせ、ペレットをふりかけます。その上から、更に、大きめにカットしたベイキングペーパーをセットします。
- ベイキングペーパーの上から、アイロンを当て、ゆっくりロウを溶かします。ロウがベイキングペーパーにくっついたりして、ここが結構コツのいる作業になってきます。満遍なくロウが塗れたら完成です。
- ハンガーなどに吊るして、乾かし、乾いたら完成。ロウはすぐに乾きます。
まとめ
アイロンを使う場合は、シートタイプのミツロウの方が、綺麗に塗れます。逆にオーブンで、ペレットを使うと、オイルなどを混ぜる際に、スムーズです。キッチン周りもロウで汚れません。更に、無駄に、沢山のベイキングペーパーなどを使わなくていいので、ゴミが出にくい観点からも、可能であればオーブンを使うことをオススメします。
脱プラスチックを意識すると、いかにプラスチックが色々な物に使われているか気付かされます。便利で安価なプラスチック。心がけと、一手間で、少しずつ利用量を減らすことが可能です。
可愛くエコフレンドリーなキッチンアイテムの1つとして、ミツロウラップを手作りして使ってみてください♪