
冬の寒さが本格化してくると、乾燥による身体のカサカサに悩まされている人もいるかもしれませんね。入浴後にボディクリームを塗っても、保湿しきれず、身体がカサカサ!という人は、まずは使っている石鹸を見直してみてはいかがでしょうか?
乾燥肌には、ボディクリーム!で入浴後にしっかり保湿というイメージがある人も多いと思いますが、洗浄力の高すぎる石鹸を使っていると、クリームだけでは保湿しきれません。更に、乾燥した肌はダメージを受けやすく、敏感になりがちです。冬場の乾燥肌には、通常の石鹸よりも保湿力が高い、リッチな冬専用の石鹸がオススメ。石鹸はドラッグストアなどで購入しても良いのですが、お気に入りが見つからない場合に、自宅で手軽に作れるレシピを紹介したいと思います。
このレシピの特徴は、苛性ソーダを使わずに、市販のソープベースを使うため安全な点、簡単なステップで手軽に作れる点です。そのため、初心者でも失敗がほとんどなくオリジナルの石鹸作りにチャレンジできます。また、身体を優しくいたわってくれるナチュラル素材として、カレンデュラ (キンセンカ)、カモミールのエッセンスを用います。カレンデュラ(キンセンカ)とカモミールは、どちらも、肌に優しいハーブで、特に欧州では、古くから肌の手入れに用いられてきました。保湿しながら、肌の表面をスムーズに整える役割が期待されています。

それでは、早速、冬のカサカサボディを癒してくれる、ハーブのボディクリームの作り方をチェックしてみましょう。
シンプルプロセスで作る。
乾燥肌や敏感肌用のナチュラルな石鹸
苛性ソーダを使わずに、シンプルなステップで作るソープ。厳選したナチュラル素材のみを使い、肌と自然に優しい石鹸です。また、このレシピで、カレンデュラオイルの作り方もマスターできます。
所要時間 | 30分 (カレンデュラオイルを手製する場合は、+3週間 ) |
難易度 | 易しい ★☆☆☆☆ |
分量 | 石鹸4つ分 |
特徴 | 苛性ソーダを使わない、簡単にできる、ナチュラル素材、冬レシピ |
対象 | 乾燥肌、敏感肌向け |
ハーブを使ったナチュラルソープの作り方
材料
- 固形ソープベース 450g
- カレンデュラオイル 小さじ1.5杯 (7.5ml)
- 手作りの場合は下記の材料で
- カレンデュラのドライフラワー 適量
- アーモンドオイル(もしくはグレープシードオイル) 適量
- 手作りの場合は下記の材料で
- シアバター 小さじ1杯 (5g)
- カモミールエッセンシャルオイル 小さじ1杯
用意するもの
- 石鹸の容器 (専用のものがない場合は、空の牛乳パックを利用でOK)
カレンデュラオイルを手作りする人は
- メイソンジャーやジャムの空き瓶 2点
- ザルなど油をこすもの
1. カレンデュラオイルを用意する
< カレンデュラオイルを購入した方は、次のステップへ >
カレンデュラオイルはカレンデュラの花弁のドライフラワーをオイルに2-3週間漬け込むことで簡単に作れます。利用するオイルは、ライトなテクスチャのものが最適です。
清潔なジャムの空き瓶、または空のメイソンジャーにカレンデンデュラのドライフラワー(花弁のみ)を入れます。更に、お気に入りのオイルをなみなみに入れ、蓋をします。茶色の紙袋などに入れて、窓際の暖かい場所に保管します。2-3日に一度、振り混ぜながら、2-3週間で完成です。
2-3週間たったら、瓶を開けて、別の瓶に移し替えます。この時、カレンデュラの花弁はこし、ドライフラワーが入らないようにします。これで完成です。
出来上がったオイルは、日光の当たらない場所で、およそ1年程度保管が可能です。もしオイルの消費期限が、1年未満だった場合は、オイルの消費期限で使い切りましょう。
2. 固形ソープベースとシアバターを溶かす
固形ソープをゴロゴロとした角切りにし、シアバターと混ぜながら、一緒に溶かします。ダブルボイラー(湯煎)で溶かすか、電子レンジでも作業可能です。
電子レンジの場合は、30秒ごとに取り出して、混ぜ合わせるようにし、完全に溶けるまで繰り返します。
3. オイルと混ぜ合わせる
ソープベースとシアバターが完全に溶けたら、火からおろして、カレンデュラオイルとエッセンシャルオイルを加えます。
4. 型に流し込みして保存
エッセンシャルオイルを加えたら、素早く、1/4程度の石鹸を容器に移します。その上に、好みでカレンデュラのドライフラワーを少しまぶし、残りの石鹸を容器に流し込みます。
もし表面にポコポコとした泡の粒がみられる場合は、アルコールスプレー(手などに使うタイプ)を軽くスプレーすると、プロのような綺麗な仕上がりが期待できます♪
およそ2-3時間で、室温まで下がったら容器から外しても問題ありませんが、できれば、6時間以上経ち、完全に石鹸が冷めてから容器から外してみましょう。
まとめ
出来上がった石鹸は、およそ1年は保存が可能です。折角のハンドメイドなので、できれば、冬のシーズンのはじめに作って、フレッシュなものを使いきることができると良いですね。
手作りソープの良さは、材料を自分で確認し、選ぶことができるため、こだわって作ることができます。硬さや香りなどを、自分の好みに調整できるのもポイント。材料を全てオーガニックで手配したり、自分で育てた素材や、自家製の材料を使うこともできます。また、保存料など一切使わないので、皮膚への余計な負担を和らげることが期待でき、フレッシュな状態で使うことが可能です。更に、容器などは自宅にあるもので使い回しできるので、ゴミを減らすことができ、エコフレンドリーです。是非、トライしてみてください。