省エネするための10のコツ

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2月は省エネ月間。地域によっては寒さが厳しく、暖房の使用などによりエネルギー消費が増える時期は、日頃よりも注意して省エネに取り組む必要があります。

でも、そもそも、どうして省エネする必要があるのでしょう?- 省エネにトライすることで、「エネルギーの利用量を制限する」ことが可能です。では、エネルギーの利用量を制限することによってもたらされる恩恵はなんなのでしょう?

  • 環境への悪影響を減らし、生態系への悪影響を減らす
  • 限りある資源を有効活用することが可能になる
  • 節約

では、環境への悪影響とは、具体的にどんなことがあげられるのでしょう?

例えば、水資源の場合、飲料水や食事に使われる水以外は、汚水による海洋環境への悪影響があげられます。また、電気の場合、日本では、化石燃料による火力発電が主な電力供給源であり、これらは資源枯渇問題と大気汚染による環境破壊に繋がっていることが知られています。

環境が破壊されることに伴って、生態系もまた破壊されてしまうという事実を、日常生活ではつい忘れがちです。それでは、実際にどんなことに取り組むと良いのでしょうか?早速、みていきましょう。

省エネの際、見直したい10のポイント

1. エアコンの設定を見直す

エアコンはスイッチをオンにしてから通常運転に入るまでの間に最も電気を消費すると言われています。休日など、丸一日自宅にいるような時は、温度を低めに設定してオン・オフをしないようにし、放置する方が良いでしょう。また通常より、3度低めに設定することで、金額にも違いが出てきます。

2. シャワーヘッドを交換する

自宅でシャワーを使う人は、シャワーのヘッドを水の量を抑えるタイプに切り替えましょう。無駄な水の消費を抑えることができます。お風呂の場合は、追い焚きしなくてもよいように、速やかに入り、残ったお湯は、靴の洗濯やトイレ掃除などに使い回す努力をしましょう。

3. 断熱と隙間処理

窓枠から隙間風などが入るような作りの場合は、隙間テープを貼り部屋の中の温度が下がらないように工夫しましょう。また、窓に断熱シートを貼るのもオススメです。100円ショップなどで簡単に手に入りますが、長く使えて、より良い効果があるものであれば、本格的なものを購入しても良いでしょう。

4. LEDランプに切り替える

電球類は全てLEDに切り替えましょう。確実に省エネできます。

5. コンセントを抜く

スマホやタブレットなどチャージ済みの電気製品をそのままにせず、コンセントから抜くようにしましょう。そのままチャージし続けることで無駄に電気を消費し続けます。

6. 使えるところでは水を使う

洗濯、洗い物、洗顔、歯磨きなど、暖かいお湯でなくとも対処できる時は、お湯を避けるようにしましょう。お湯を使うときに比べ、約10%の省エネとなるそうです。

7. 水道水を出しっぱなしにしない

洗い物、歯磨き、手を洗う時、つい水を出しっぱなしにしてしまうことはありませんか?歯磨きの最中や、手を泡だてているときは、水を出しっぱなしにしないように心がけましょう。

8. 電気製品を購入するときは省エネのものを

電気製品を買う時は、省エネのものを購入するようにしましょう。省エネは、後々お財布にも戻ってきます。

9. コンポストにチャレンジする

光熱費とは直接関係はないですが、コンポストすることで、燃えるゴミの量を減らすことが可能です。ゴミを燃やすときに必要とされるエネルギーの節約になるので、コンポストが可能な場合は、コンポストにトライしてみましょう。燃えるゴミは、燃やして始末することになり、結果として大気汚染などの問題へとつながります。自宅を出たあとのゴミの行末まで考えてみると、コンポストが有益な方法であることに気がつかされます。

10. スマートメーターに切り替える

スマートメーターに切り替えることで、使用量が可視化されます。機器によっては、何を使ったときにどのくらい電力を使っているのかまで確認できるようになります。

例えば、我が家では、シャワーを使っている時、電子レンジを使っている時、オーブンを使っている時、最もガスと電力の消費が激しい時だとスマートメーターのチェックで確認できています。そこで、オーブンでの長時間の料理を頻繁に行わないようにしたり、違う方法で調理をしたり、レンジを使わないで料理をするなど工夫をしています。実際に、使っている電気製品によって、消費量は変わってくるので、都度チェックした方がよいでしょう。気をつけて使うようになると、全体で一日あたり、150円くらい変わってきます。

まとめ

エアコンの設定温度を低めにする前に、暖かい/冷たい空気が流れている箇所がないか確かめましょう。断熱材などを有効活用するなど、最初に対策を立ててから温度を低めに設定すると、効率的です。

また、湯たんぽ、膝掛け、暖かいソックスやルームシューズも役に立ちます。お気に入りの湯たんぽ、膝掛け、ショール、ルームシューズを揃えると、省エネする時に、ハッピーな気持ちで望めますよ。

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