
自宅に出現するクモ。特に古民家などの古いお家にお住まいの方や田舎にお住まいの方には、馴染みのある体験かもしれません。また、リノベーションはされていても、元々が古い家には、クモが出ることがあります。
自宅に出るようなクモは、私たちが気づかないような害虫の駆除にも一役買っていることで知られています。ですから、クモがいることは決して悪いことではありません。とは言え、そのグロテスクな見た目などから、できれば目につかないところにいて欲しいというのが本音の人も多いのではないでしょうか?
この記事では、ナチュラルな方法で、クモ(蜘蛛)を室内に寄せ付けない方法を紹介しています。殺虫剤などを使わないので、殺す必要も、触る必要もありません。
ナチュラルな方法で、クモ(蜘蛛)を室内に寄せ付けない方法
1. ユーカリを飾る
オススメ度 | ★★★★★ |
コスパ | ★★★★★ |
即効性 | ★☆☆☆☆ |
持続性 | ★★★★☆ |
サステナビリティ | ★★★★★ |
自宅でクモがよく現れるエリアに、ユーカリの鉢植えを置く、もしくはスペースがない場合は、ユーカリのドライフラワーを作って飾ります。室内からお引っ越ししてくれるまで、およそ1ヶ月くらい時間がかかりますが、効果絶大。クモは、室内から見えないところにお引っ越ししてくれます。
ユーカリは、香りが強いため、他にも、アリ(蟻)、蚊、などを寄せ付けない効果が期待出来ます。
更に、使用後は、コンポスト可能なので、人、自然、環境に悪影響がほとんどない方法です。
2. エッセンシャルオイルを使う
オススメ度 | ★★★☆☆ |
コスパ | ★★★☆☆ |
即効性 | ★★★★☆ |
持続性 | ★☆☆☆☆ |
サステナビリティ | ★★★★☆ |
エッセンシャルオイルを水で薄めて、気になる箇所にスプレーすることでも、クモを寄せ付けないようにできます。特に効果があるのが、ペパーミントのエッセンシャルオイル。スプレーのボトルに水道水を入れ、エッセンシャルオイルを15〜20滴垂らし、よく振り混ぜてから、クモが出現するエリア、気になる箇所にスプレーします。自宅にペパーミントのエッセンシャルオイルがない場合は、ティーツリー、ラベンダー、ローズ、シナモンのエッセンシャルオイルでも代用可能です。
また、同じオイルを使い続けると、慣れてしまって効果が薄れることがあります。その場合は、他のオイルを使ってみると良いと言われています。
水道水を使う場合は、スプレーは使い切ってください。保管したい場合は、精製水を使って作ります。
オイルはさほど高価でなく、着手しやすいのですが、持続性がないため、長期効果の見込める方法と併用すると良いでしょう。
エッセンシャルオイルは、他にも様々な手段で使うことが可能なため、ベーシックなものを揃えて置くと役に立ちます。また、ボトルなどは、プラスチックを使っていないものや、出来るだけ再利用可能なボトルを利用するなど、環境に配慮すると良いでしょう。
3. アロマデフューザーを使う
オススメ度 | ★★★☆☆ |
コスパ | ★★★☆☆ |
即効性 | ★★★☆☆ |
持続性 | ★★★★☆ |
サステナビリティ | ★★★☆☆ |
エッセンシャルオイルをデフューザーを使って、アロマオイル風に楽しみながら、撃退することも可能です。一部のエリアに置くことで、集中的に撃退可能です。クモが好まない香りの、ミント、ティーツリー、ユーカリ、ラベンダー、ローズ、シナモン系のアロマオイルを使うことで効果が期待できます。
4. シトラス系のポプリもしくは、柑橘類の皮を飾る
オススメ度 | ★★★★★ |
コスパ | ★★★★★ |
即効性 | ★☆☆☆☆ |
持続性 | ★★★★☆ |
サステナビリティ | ★★★★★ |
シトラス系のポプリや柑橘類の皮をトレイやモスリンのバッグに入れて、気になる箇所に飾ってみましょう。どのご家庭にでもある、食べたあとのレモンやオレンジの皮。これらを、廃棄せずに、ポプリとして再利用する、3Rを意識した無駄のない方法です。柑橘類の皮は、オーブンで軽く乾かすことで、簡単にシトラス系のポプリを作れます。そのまま使うと、カビなどの原因になるので、ポプリとして楽しめるように、下準備は怠らずに。
柑橘類の皮のポプリは、200度のオーブンで、20分ローストするだけ。オーブンを使わない場合は、日当たりの良い窓際で、室温で2-3日カラカラになるまで乾かします。
ポプリの作り方は、こちらもご参考に
サスティナブルなクリスマスポプリの作り方
5. お酢を使う
オススメ度 | ★★★☆☆ |
コスパ | ★★★☆☆ |
即効性 | ★★★★☆ |
持続性 | ★☆☆☆☆ |
サステナブル | ★★★★☆ |
お酢 (ホワイトビネガー)と水を1:1の割合で混ぜて、スプレーを作ります。水道水で作る場合は、使い切りしてください。精製水で作る場合は、保存が可能です。通常の米酢では、効果が出来にくいので、お掃除に使えるホワイトビネガーを利用します。スプレーする前に、ボトルをよく振って混ぜ合わせて使います。
[注意] ホワイトビネガーは家具や壁につくと染みができる場合があります。場所によっては使えませんので、注意しましょう。
6. トチの実を飾る
オススメ度 | ? |
コスパ | ? |
即効性 | ★☆☆☆☆ |
持続性 | ? |
サステナビリティ | ★★★★★ |
科学的には証明されていないようですが、クモはトチの実を避けるようです。トレイやモスリンのバッグに入れて、気になる箇所に飾ると効果があるとされています。手に入れることができるようであれば、試してみると良いでしょう。
使ったあとは、コンポストできるため、人にも環境にも優しいアプローチです。どの程度効果があるのかは、不明ですが、効果があるとされています。
[注意]トチの実は、ペットには害になるので、ペットのいるご家庭には向きません。
7. お掃除する
掃除機や、ハタキを使って、クモの巣を除去し、掃除をしましょう。ただし、まだクモが住んでいる状態の場合は、上記のどれかの方法で、まずはお引っ越ししてもらいましょう。
ホコリがたまりやすい部屋の角(天井側も!)や、家具と壁の隙間なども、定期的に掃除することで、クモが寄り付きにくくなります。いなくなってからも、きちんと掃除するのがキーポイントです。
8. クモが好まないハーブを育てる
一体どこからクモがやってくるのか? – あらゆる隙間を使って…と考えられています。外からの侵入を防ぐ手段として、窓際や庭、特に家に隣接した場所でハーブを育てるのも効果的と言われています。ただし、ハーブを育てるには、ある程度日当たりが良い場所である必要があります。効果があるハーブは、「ミント」、できればペパーミント、そして「ラベンダー」です。
まとめ
虫が苦手な場合、殺虫剤を!と考える人もいると思いますが、クモも生態系において、それぞれの役割を果たしています。自宅の見えるところに巣を張らなければ、害を与えることも、不快にされることもありません。ナチュラルな方法で、人にも自然にも優しい方法で、クモが寄り付きにくいお家へと導きましょう。