
柑橘類をはじめとしたフルーツの皮。実を食べた後の皮は、どうしていますか?捨てる、コンポストする、のどちらかを選ぶ人が多いかもしれません。でも、ちょっと待って。実は、柑橘系フルーツの皮は、少し手を加えるだけで、捨てずに楽しむことが可能なんです。料理やお掃除、ポプリなど、使い切るためのテクニックをマスターして、楽しみながらサステナブルな暮らしを実践してみましょう。
この記事では、フルーツの皮を、できるだけ使い切って、無駄なく、ゴミを減らすためのコツを紹介しています。
柑橘類の皮を使い切る6つの方法
1. クローゼットやタンスの匂い袋に

しっかりと乾かしたレモンやオレンジの皮に、お好みのエッセンシャルオイルを数滴垂らして、よく混ぜたものを、モスリンのバッグに詰めて、クローゼットやタンスに忍ばせれば、匂い袋として使うことができます。ナチュラルな素材だけを使っているので、ほんのりと、爽やかなシトラスの香りが魅力です。
2. ドライポプリに

オレンジ、レモン、りんご、ライム、グレープフルーツ、みかんの皮は、乾かしてドライポプリにできます。ドライシナモンとお気に入りのエッセンシャルオイルを加えれば、手作りポプリの完成です。甘い香りではなく、ナチュラルな香りなため、男性にも好評。
皮を乾燥させる時は、急ぎでなければ、省エネの自然乾燥で。自然乾燥が難しい時期は、暖房の近くに置いて乾燥させても。急ぎの場合は、オーブンを使っても。
3. すりおろして料理やお菓子作りの材料に

皮を細かくすりおろしたものは、手作りドレッシング、料理の仕上げや、お菓子作りに使うことができます。特にレモンは、どちらにも使える優秀なアイテム。すぐに使わない場合は、冷凍庫で保存OK。オレンジやその他の柑橘類のゼストは、お菓子作り、特にケーキなどにピッタリです。
4. スイーツとして

レモンやオレンジの皮を、煮込んだ後に、オーブンでローストし、お砂糖をまぶしたものは、キャンディータイプのスイーツとして知られています。チョコレートをディップすれば、そのままでも楽しめますが、オススメは、デザートのトッピングです。特にケーキやアイスクリームのトッピングに使うと、見た目も本格的で、お洒落に。
5. すりおろしてシンクの磨き粉に

グレープフルーツの皮は、すりおろしてから、粗塩、重曹と混ぜれば、シンクの磨き粉として大活躍。グレープフルーツの柑橘系の香りが、爽やかなキッチンへと導きます。
6. クリーナーとして

レモンの皮をすりおろしたものは、手作りのクリーナーの材料としても重宝します。お酢(ホワイトビネガー)と混ぜて、クリーニング用のスプレーとして使えます。
まとめ
他にも、ここでは紹介していませんが、カクテルの装飾など、捨てる前に楽しむ方法がたくさんあります。捨てるという習慣に、意識的に捨てられる習慣が加わると、ゴミのあり方も変わってきます。捨てる前に、もう一度別の形で楽しんでから、コンポストなど、循環できる方法で廃棄できるようになりたいですね。