野菜、スパイス、お茶で染める ナチュラルカラーのイースターエッグの作り方

©グリーンサスティナブルリビング

イースターの主役とも言える、イースターエッグ。イースターの復活祭において、生命の誕生を象徴する「たまご」は、欠かせないアイテムです。イースターエッグのペイントは、絵の具、食紅など、食べられる色素を使うといった方法が一般的ですが、実は自宅のキッチンにある素材 – 野菜や香辛料- を使って染めることが出来ます。食用の色素で染める場合と違い、仕上がりは、こっくりとした深みのある大人っぽいカラーに染まります。廃棄の際に有機栽培用のコンポストへの使用も可能です。

このページでは、お財布にも優しく、自然にも、人にも優しい、自然素材で染めるイースターエッグの作り方を紹介しています。

自然素材で染めるイースターエッグの作り方

使う卵の殻は、茶色のものでも、白でもどちらでもOK。白の方が元の素材の色味に近いものになり、茶色のものは、色が混ぜ合わさって違う色か暗めの色に仕上がります。

卵は中身をくり抜いたものか、ゆで卵にしたものを使います。

2. 黄色/マスタードカラー=ターメリックで卵の殻を染める

Photo by Marta Branco from Pexels

カレーなどの香辛料として使われるターメリックが色素の元になります。マスタードカラーのこっくりとした黄色のイースターエッグに仕上がります。

材料

  • ゆで卵 または 中身を抜いた卵の殻
  • ターメリック:大さじ2
  • ホワイトビネガー:大さじ1
  • 水:カップ 1
  • 植物性オイル(オリーブオイルなど):少々

濃く染めたい場合は、ターメリックの量を増やし、薄くしたい場合は水の量を増やし、お好みの色に調整してもOK。

*卵の殻1ダース分を染めるのに、カップ4杯分の染料が必要になります。

用意するもの

  • 耐熱の容器
  • チーズクロスまたは、コーヒーフィルターなど、ろ過するもの [オプション]
  • 卵の殻を液に漬けるための容器

手順

  1. 鍋に水を入れ、そこにターメリックを入れ、火にかけ、混ぜ合わせ溶かす。
  2. 沸騰後は、蓋をして、弱火で15分とろとろと煮込む。
  3. 水の色目をチェックし、出来上がっていれば火から下ろす。まだの場合は、更に様子を見ながら煮込む。色目は、卵の殻を染めた時の色よりも3倍くらい濃いめに作るのが正解です。卵の殻につけた時、薄くなります。
  4. 火から下ろしたら、室温まで冷ます。
  5. チーズクロス、コーヒーフィルター、茶漉しなどを使ってこす。(オプション)
  6. ホワイトビネガーを入れて、よく混ぜる。
  7. 卵の殻を液に完全に漬ける
  8. 染まるまで冷蔵庫で冷やす
  9. 染まったら、液から取り出して乾かす
  10. オリーブオイルなどのオイルを軽くつけ柔らかい布で磨き、表面に艶を出す。完成

2. ピンク/マルーンカラー=ビーツで卵の殻を染める

Photo by Eva Elijas from Pexels

スーパーフードで人気のビーツの深い赤は、卵の殻を染めるのにもピッタリです。白い卵の殻はピンクに、茶色い卵の殻はこっくり色のボルドーのイースターエッグに仕上がります。

材料

  • ゆで卵 または 中身を抜いた卵の殻
  • ビーツ(微塵切り):カップ 1
  • ホワイトビネガー:大さじ1
  • 水:カップ 1
  • 植物性オイル(オリーブオイルなど):少々

濃く染めたい場合は、ビーツの量を増やし、薄くしたい場合は水の量を増やし、お好みの色に調整してみてください。

*卵の殻1ダース分を染めるのに、カップ4杯分の染料が必要になります。

用意するもの

  • 耐熱の容器
  • チーズクロスまたは、コーヒーフィルターなど、ろ過するもの
  • 卵の殻を液に漬けるための容器

手順

ターメリックの手順と同様ですが、ろ過のプロセスが必要になります。

  1. 鍋に水を入れ、そこに微塵切りのビーツを入れ、火にかけ、混ぜ合わせ溶かす。
  2. 沸騰後は、蓋をして、弱火で15分とろとろと煮込む。
  3. 水の色目をチェックし、出来上がっていれば火から下ろす。まだの場合は、更に様子を見ながら煮込む。色目は、卵の殻を染めた時の色よりも3倍くらい濃いめに作るのが正解です。卵の殻につけた時、薄くなります。
  4. 火から下ろしたら、室温まで冷ます。
  5. チーズクロス、コーヒーフィルター、ざる、茶漉しなどを使ってこす。
  6. ホワイトビネガーを入れて、よく混ぜる。
  7. 卵の殻を液に完全に漬ける
  8. 染まるまで冷蔵庫で冷やす
  9. 染まったら、液から取り出して乾かす
  10. オリーブオイルなどのオイルを軽くつけ柔らかい布で磨き、表面に艶を出す。完成

また、ろ過した後のビーツは、料理に使ってしまいましょう。

3. ラベンダー/赤紫=レッドオニオンの皮を使って卵の殻を染める

Photo by Olya Kobruseva from Pexels

レッドオニオンの皮だけを使って卵の殻を染めると、白い卵の殻はラベンダーカラー、茶色の卵の殻はこっくりした赤紫に染まります。

材料

  • ゆで卵 または 中身を抜いた卵の殻
  • レッドオニオンの皮:カップ1
  • ホワイトビネガー:大さじ1
  • 水:カップ1
  • 植物性オイル(オリーブオイルなど):少々

*卵の殻1ダース分を染めるのに、カップ4杯分の染料が必要になります。

用意するもの

  • 耐熱の容器
  • チーズクロスまたは、コーヒーフィルターなど、ろ過するもの
  • 卵の殻を液に漬けるための容器

手順

手順は他と同様ですが、ろ過のプロセスが必要になります。

  1. 鍋に水を入れ、そこにレッドオニオンの皮を入れ、火にかけ、混ぜ合わせ溶かす。
  2. 沸騰後は、蓋をして、弱火で15分とろとろと煮込む。
  3. 水の色目をチェックし、出来上がっていれば火から下ろす。まだの場合は、更に様子を見ながら煮込む。色目は、卵の殻を染めた時の色よりも3倍くらい濃いめに作るのが正解です。卵の殻につけた時、薄くなります。
  4. 火から下ろしたら、室温まで冷ます。
  5. チーズクロス、コーヒーフィルター、ざる、茶漉しなどを使ってこす。
  6. ホワイトビネガーを入れて、よく混ぜる。
  7. 卵の殻を液に完全に漬ける
  8. 染まるまで冷蔵庫で冷やす
  9. 染まったら、液から取り出して乾かす
  10. オリーブオイルなどのオイルを軽くつけ柔らかい布で磨き、表面に艶を出す。完成

4. 青/青緑 =紫キャベツで卵の殻を染める

Photo by Olya Kobruseva from Pexels

紫キャベツで色を漬けると、グレーがかった青に染まります。自然素材ならではの微妙な色合いが素敵です。

材料

  • ゆで卵 または 中身を抜いた卵の殻
  • 千切りの紫キャベツ:カップ1
  • ホワイトビネガー:大さじ1
  • 水:カップ1
  • 植物性オイル(オリーブオイルなど):少々

*卵の殻1ダース分を染めるのに、カップ4杯分の染料が必要になります。

用意するもの

  • 耐熱の容器
  • チーズクロスまたは、コーヒーフィルター、茶漉しなど、ろ過するもの
  • 卵の殻を液に漬けるための容器

手順

手順は他と同様ですが、ろ過のプロセスが必要になります。

  1. 鍋に水を入れ、そこに千切りの紫キャベツを入れ、火にかけ、混ぜ合わせ溶かす。
  2. 沸騰後は、蓋をして、弱火で15分とろとろと煮込む。
  3. 水の色目をチェックし、出来上がっていれば火から下ろす。まだの場合は、更に様子を見ながら煮込む。色目は、卵の殻を染めた時の色よりも3倍くらい濃いめに作るのが正解です。卵の殻につけた時、薄くなります。
  4. 火から下ろしたら、室温まで冷ます。
  5. チーズクロス、コーヒーフィルター、ざるなどを使ってこす。
  6. ホワイトビネガーを入れて、よく混ぜる。
  7. 卵の殻を液に完全に漬ける
  8. 染まるまで冷蔵庫で冷やす
  9. 染まったら、液から取り出して乾かす
  10. オリーブオイルなどのオイルを軽くつけ柔らかい布で磨き、表面に艶を出す。完成

5. オレンジ/赤茶色=玉ねぎの皮で卵の殻を染める

Photo by Karolina Grabowska from Pexels

玉ねぎの皮を使って卵の殻を染めると、白い卵の殻はオレンジに、茶色の卵の殻は赤茶色に染まります。

材料

  • ゆで卵 または 中身を抜いた卵の殻
  • 玉ねぎの皮:カップ1
  • ホワイトビネガー:大さじ1
  • 水:カップ1
  • 植物性オイル(オリーブオイルなど):少々

*卵の殻1ダース分を染めるのに、カップ4杯分の染料が必要になります。

用意するもの

  • 耐熱の容器
  • チーズクロスまたは、コーヒーフィルター、茶漉しなど、ろ過するもの
  • 卵の殻を液に漬けるための容器

手順

手順は他と同様ですが、ろ過のプロセスが必要になります。

  1. 鍋に水を入れ、そこにレッドオニオンの皮を入れ、火にかけ、混ぜ合わせ溶かす。
  2. 沸騰後は、蓋をして、弱火で15分とろとろと煮込む。
  3. 水の色目をチェックし、出来上がっていれば火から下ろす。まだの場合は、更に様子を見ながら煮込む。色目は、卵の殻を染めた時の色よりも3倍くらい濃いめに作るのが正解です。卵の殻につけた時、薄くなります。
  4. 火から下ろしたら、室温まで冷ます。
  5. チーズクロス、コーヒーフィルター、ざるなどを使ってこす。
  6. ホワイトビネガーを入れて、よく混ぜる。
  7. 卵の殻を液に完全に漬ける
  8. 染まるまで冷蔵庫で冷やす
  9. 染まったら、液から取り出して乾かす
  10. オリーブオイルなどのオイルを軽くつけ柔らかい布で磨き、表面に艶を出す。完成

6. 黄緑/緑=抹茶を使って卵の殻を染める

Photo by Pixabay from Pexels

緑に染めたい時は、緑茶ではなく、抹茶を使うと綺麗に染まります。残念ながら緑茶で染めると、茶色が強くなってしまいます。白い卵の殻は黄緑に、茶色の卵は、こっくりとした緑色に染まります。

材料

  • ゆで卵 または 中身を抜いた卵の殻
  • 抹茶:大さじ2
  • ホワイトビネガー:大さじ1
  • 水:カップ 1
  • 植物性オイル(オリーブオイルなど):少々

濃く染めたい場合は、抹茶の量を増やし、薄くしたい場合は水の量を増やし、お好みの色に調整してもOK。

*卵の殻1ダース分を染めるのに、カップ4杯分の染料が必要になります。

用意するもの

  • 耐熱の容器
  • チーズクロスまたは、コーヒーフィルターなど、ろ過するもの [オプション]
  • 卵の殻を液に漬けるための容器

手順

  1. 鍋に水を入れ、そこに抹茶を入れ、火にかけ、混ぜ合わせ溶かす。
  2. 沸騰後は、蓋をして、弱火で15分とろとろと煮込む。
  3. 水の色目をチェックし、出来上がっていれば火から下ろす。まだの場合は、更に様子を見ながら煮込む。色目は、卵の殻を染めた時の色よりも3倍くらい濃いめに作るのが正解です。卵の殻につけた時、薄くなります。
  4. 火から下ろしたら、室温まで冷ます。
  5. チーズクロス、コーヒーフィルター、茶漉しなどを使ってこす。(オプション)
  6. ホワイトビネガーを入れて、よく混ぜる。
  7. 卵の殻を液に完全に漬ける
  8. 染まるまで冷蔵庫で冷やす
  9. 染まったら、液から取り出して乾かす
  10. オリーブオイルなどのオイルを軽くつけ柔らかい布で磨き、表面に艶を出す。完成

まとめ

他にも、レッドジンジャーティーなど、他のお茶やコーヒーでも卵の殻を染めることが可能です。おすすめは、特に廃棄物となる玉ねぎの皮を使った方法。どのご家庭でも特別な準備なしでトライできます。

>Green Sustainable Living - グリーンサステイナブルに暮らす

Green Sustainable Living - グリーンサステイナブルに暮らす

人に、社会に、環境に持続性のある未来をもたらすために、エコでグリーンなサスティナビリティの進め方。
ゴミを減らす方法、アップサイクルのアイディア、環境への悪影響を減らし、ナチュラルに暮らす生活のコツなど、日常生活の中で、無理なく、個人レベルで実行できる、サスティナブルな暮らし方を紹介しています。